JARPNIIは、国際捕鯨取締条約に基づいて当研究所が政府の許可を受けて実施しており、2000年より2年間の予備調査を経て、2002年より本格調査を実施しています。本年調査計画の概要は以下のとおりです。
2.1 調査目的:
@ 鯨類の摂餌生態、生態系における役割の解明
A 鯨類及び海洋生態系における海洋汚染の影響の把握
B 鯨類の系群構造の解明
2.2. 調査期間(日新丸船団):
平成21年5月11日に日新丸は土生港より出港し、前日に下関港より出港した第三勇新丸および第二勇新丸と合流後、捕獲調査を開始します。
帰港は現在のところ7月下旬を予定しています。
また、勇新丸は、同様に5月10日に下関港を出港し、目視調査に従事し、6月23日に帰港する予定です。
さらに、独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所所属の調査船俊鷹丸は、7月1日に清水港を出港して、捕獲調査船団と連携をとりながら餌環境調査を実施し、7月22日に帰港する予定です。
2.3. 調査海域
北緯35度以北、日本沿岸から東経170度までの北西太平洋(7、8、及び9海区)の一部海域

図1.2009年北西太平洋鯨類捕獲調査における調査海域
2.4. 調査員(日新丸船団) :
調査団長 坂東 武治 ((財)日本鯨類研究所 研究部 鯨類生物研究室主任研究員)
日本鯨類研究所より 坂東 武治 他10名
遠洋水産研究所より 渡邊 光 他2名(予定)
2.5. 調査船と乗組員数(含む調査員)
調査母船 日 新 丸 ( 8,044トン 江口 浩司 船長以下132名)
目視採集船 第三勇新丸 ( 742トン 佐々木 安昭 船長以下20名)
目視採集船 第二勇新丸 ( 747トン 三浦 敏行 船長以下21名)
多目的船 勇 新 丸 ( 720トン 廣瀬 喜代治 船長以下18名)
餌環境調査船 俊 鷹 丸 ( 887トン 澤田石 誠 船長以下27名)
2.6. 標本採集頭数
本調査において予定されている標本数は次の通りです。
ミンククジラ 100頭
イワシクジラ 100頭
ニタリクジラ 50頭
マッコウクジラ 10頭
2.7. 実施機関
財団法人 日本鯨類研究所
独立行政法人 水産総合研究センター 遠洋水産研究所
(参考) 国際捕鯨取締条約第8条(抜粋)
1.この条約の規定にかかわらず、締約政府は、同政府が適当と認める数の制限及び他の条件に従って自国民のいずれかが科学的研究のために鯨を捕獲し、殺し、及び処理することを認可する特別許可書をこれに与えることができる。
2.前記の特別許可書に基づいて捕獲した鯨は、実行可能な限り加工し、また、取得金は、許可を与えた政府の発給した指令書に従って処分しなければならない。
2009年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)−沖合調査日新丸調査船団の出港について− PDF形式
2009年度第二期北西太平洋鯨類捕獲調査(JARPNII)−沖合調査日新丸調査船団の出港について− PDF形式