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第4回日本伝統捕鯨地域サミットの開催について

平成17年3月31日
山口県下関市
財団法人 日本鯨類研究所


平成14年山口県長門市で開催した第1回日本伝統捕鯨地域サミット、一昨年長崎県生月町で開催した第2回サミット及び昨年高知県室戸市で開催した第3回サミットに引き続き、本年5月15日(日)山口県下関市におきまして第4回サミットを開催いたします。

日本は古来より、鯨油の利用を中心とする西欧と異なり、鯨を余すところ無く利用する捕鯨を全国各地で行っていましたが、国際捕鯨委員会が科学的根拠無く決定した商業捕鯨一時停止を昭和63年に受け入れて以来、その再開に向けて鯨類捕獲調査を実施しています。

こうした状況の下で、このサミットは、日本国内の各地域に残っている、捕鯨、鯨体の利用加工技術、食文化、信仰等に関連した歴史、遺跡、遺物などの記録を掘り起こし、将来にわたって人間と鯨との適切な関わりのあり方について認識を深めることにより、捕鯨について、広く国民の関心を高め、現在一時停止されている捕鯨再開運動の一層の推進を図るために開催されるものです。

この一環として、鯨に関連した芸能の実演、鯨料理の提供の他、オプショナルプログラムとして、サミット参加者の参加による下関の捕鯨関連史跡や海響館の見学を実施するとともに、サミットにおいては、毎回研究発表及びパネルディスカッションの成果を宣言としてとりまとめ、古来より日本人が鯨と深い繋がりを有していることを広く日本国内のみならず、国際捕鯨委員会年次会議等海外にアピールすることにしています。



第4回日本伝統捕鯨地域サミット及び関連行事について

(1)本サミットについて

一般参加者500名を下関市を中心に広く募集する。参加者には当日お昼に、鯨を使った特製弁当を試食していただける。応募方法はチラシの裏側(申込書を利用するか、はがき、FAX、Eメールで下関市役所水産課宛に、参加希望される方の氏名、住所、連絡先を明記のうえ、送付していただく。折り返し、入場受付票を郵送するので、サミット当日に入場受付に提示すれば弁当試食券を渡す。
本サミットでは、会場隣のゆめ広場で、参加者以外の方、先着1000名に鯨カレーを試食していただく。また、ゆめ広場では、鯨関連の出店ブースを設け、ステージでもイベントを実施する予定。

(2)鯨肉給食の実施について

サミット開催にあわせて、サミットのPRと下関に残る鯨食文化伝承のため、通常年1回実施している鯨肉給食を臨時に実施する。実施日は、5月11日(水)〜13日(金)の間で、下関市内の小・中学校81校(対象児童・生徒数約22,700人)に対し、鯨のからめ煮、または鯨の佃煮を提供する。一部日本捕鯨協会から無償提供をいただいた。

(3)第25利丸の一般公開

サミット開催にあわせ、平成14年12月に下関市に寄贈された第25利丸を一般公開する。実施日は5月3日(火)〜5月15日(日)。臨時係留場所は、下関漁港区域(水門寄り)で、今回はあくまでも仮係留であり、暫定的な措置による一般公開を行う。

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