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シーシェパードが日本の調査船を襲撃


メディアリリース
2008年12月26日

昨夜(12月26日)、南極海における鯨類捕獲調査に従事している目視専門船海幸丸に対して、シーシェパード船「スティーブ・アーウィン号」が薬品の入ったビンの投擲攻撃と体当たりを行った。

当時、海幸丸は調査終了後にパックアイスを迂回航行しており、視界はガスのため1/4マイル(約500m)と悪かった。 スティーブ・アーウィン号は海幸丸の右舷側後方から突然現れ、2分後に青色の薬品が入ったビンの投擲を行った。 投擲されたビンは確認できただけでも15本であり、薬品は酪酸と思われる。さらに、スティーブ・アーウィン号は海幸丸の右舷後方に体当たりを行った。

その後、スティーブ・アーウィン号は避航する海幸丸を追い越して反転するなど、 威嚇するように海幸丸の周囲を回っていたが、約3時間の追航後に、スティーブ・アーウィン号はコースを東向きに変え、海幸丸からレーダーアウトした。

なお、体当たりにより上甲板右舷後方ブルワークが損傷したが、現在のところ運行への支障は生じていない。

国際捕鯨取締条約(ICRW)の第8条はIWC加盟国が科学調査の目的のため鯨類捕獲の特別許可を発給することができると明白に定めている。 「乗組員の安全を脅かすこのような妨害活動は許されないものと考える。 条約はIWCの規則が科学的根拠に基づくべきと義務付けているため、鯨類資源の科学調査を行なうことは重要だ」と日本鯨類研究所森本稔理事長が述べた。


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