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シーシェパードは過激な襲撃をエスカレート


メディアリリース
2008年3月7日

本日、(財)日本鯨類研究所はテロリスト団体シーシェパードの過激な襲撃から南極海鯨類捕獲調査船を防護するために、 より厳しい手段を執らざるを得なくなったことについて遺憾の意を表明した。

本日午後、シーシェパード船のスティーブ・アーウィン号が調査母船日新丸に4回にわたって異常接近した。 活動家によって酪酸の入った多数のガラス瓶が投げ込まれ、一部が日新丸のブリッジウィングに割れ、残りは南極海に落ちた。

シーシェパード団体リーダーのポール・ワトソンにライフル銃が発砲されたというシーシェパードの如何なる主張を日本鯨類研究所は否定した。

「誰もポール・ワトソンに発砲していない。我々がワトソンに発砲し、発砲された一つの弾が防弾チョッキによって止められたというワトソンの主張が豪州のマスコミ向けの作り話に過ぎない」と 日本鯨類研究所の森本稔理事長が語った。

「しかしながら、人体に害をもたらし得る酪酸の入った瓶を本日も繰り返し襲撃してきたシーシェパードに対する、我々の防護手段をより強める必要があった。」

「3月3日に起きた襲撃に鑑みても、日本の鯨類捕獲調査船から安全な距離を保ってもらうよう、より強い姿勢を示す必要があった」と、森本理事長が説明した。

日新丸に乗船している日本の海上保安官が異常接近してきたスティーブ・アーウィン号に対し二度にわたって、はっきりと、明確な声で警告している。

スティーブ・アーウィン号が異常接近してきた3回目の際、海上保安官が三つの警告投擲弾(けいこくとうてきだん)を威嚇のため上空へ投擲(とうてき)した。 警告投擲弾は海外では「サウンド・ボール」や「サンダーフラッシュ」装置と呼ばれているもので、軍事訓練では使用される。

しかし、シーシェパードが日新丸に異常接近し続けたため、四つの警告投擲弾が追加的に海上保安官により投擲された。

警告投擲弾は上空で爆発する際、大きな音を作り出すが、人体に害をもたらさないもので、軍事訓練でごく普通に使用されている。 シーシェパードの主張と違って、警告投擲弾は反動グレネードでもなく、スタングレネード(手榴弾)でもない。 「警告投擲弾の投擲は日本の調査船から離れるよう、シーシェパードへの忠告だ。この忠告に従うよう、促したい」と、森本氏が述べた。

酪酸は中程度の強酸である。多くの金属類に対し腐食性を示すもので、もしその蒸気を吸引した場合、人体に吸収され得る。 人の眼、皮膚、呼吸器官に対しても腐食性を示す有害物質である。「当然ながら、シーシェパードが投げた酪酸が南極海の環境を汚染することになる」と、森本理事長が語った。

日新丸への襲撃のビデオ映像は日本鯨類研究所のホームページで見ることができる: http://www.icrwhale.org/gpandseaJapane.html


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