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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動 (第10報)


プレスリリース
平成22年2月8日
財団法人日本鯨類研究所

日本時間2月8日午前7時頃、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団は反捕鯨団体シーシェパード(SS)所属船スティーブ・アーウィン(SI)号(オランダ船籍)に遭遇した。 現在、SI号は調査母船日新丸(NM)に対して放水等の攻撃を加えている。

NMからの報告によれば、2月8日午前7時頃にNM付近に現れたSI号は、同7時30分頃からNMに対して急接近、放水の攻撃を加え始めた。 その後SI号はNM後方に回り、一昨日から調査船への妨害行っているボブ・バーカー(BB)号と共にNMを追航している。 また、BB号からは高出力レーザーを頻繁に照射されている。NMは妨害船に対して無謀な接近や妨害活動を思いとどまらせるために警告音声放送及び放水を行っている。

NMは執拗なSI号の放水を受け、数人が水を浴びているが、現在までに乗員及び船体にその他の被害は出ていない。

当研究所は、SSがIWC加盟国の一致した非難と自制の要求を無視して、調査船と乗組員の安全を脅かす危険な暴力行為を繰り返すことを強く非難するとともに、 ただちにこのような行為を止めるよう要請する。またSI号の船籍国であるオランダ、事実上の母港を提供しているオーストラリアをはじめ、関係国に対しては、 利用可能なあらゆる手段を講じ、SSの暴力行為の抑止を図り、その犯罪行為に対しては厳正に対処することを強く要望する。


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