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反捕鯨団体シーシェパードによる妨害活動 (第17報)


プレスリリース
平成22年2月16日
財団法人日本鯨類研究所

日本時間2月16日午後4時過ぎから、第二期南極海鯨類捕獲調査(JARPAII)船団所属の調査母船日新丸(NM)は、 追航する反捕鯨団体シーシェパード (SS)所属船スティーブ・アーウィン(SI)号から、異常接近や物体の投擲などの攻撃を受けた。 現在、NMに対する攻撃的な妨害活動は止んでいるが、SI号は依然としてNMを追航中である。

NMからの報告によれば、SI号及びボブ・バーカー号の妨害船2隻が今月上旬以来NMの後方を追航して、これまでの度重なる妨害行為や侵入行為に及んでいたが、 16日午後4時過ぎから、SI号がNMに対してプラスチック製の球状の物体を、大型の投擲器を使って多数撃ち込むという攻撃を加えてきた。

NMは妨害船に対して無謀な接近や妨害活動を思いとどまらせるために警告音声放送及び放水を行った。また現在までにNMの乗員及び船体にその他の被害は出ていない。

当研究所は、SSがIWC加盟国の一致した非難と自制の要求を無視して、調査船と乗組員の安全を脅かす危険な暴力行為を繰り返すことを強く非難するとともに、 ただちにこのような行為を止めるよう要請する。 また妨害船の船籍国であるオランダをはじめとする関係国に対しては、取り得るあらゆる手段を講じ、SSの暴力行為の抑止を図り、その犯罪行為に対しては厳正に対処することを強く要望する。


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